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【選手比較】NBAの低迷期を救った2人の英雄:マジック・ジョンソンVSラリー・バード

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レイカーズとセルティックスのそれぞれの王朝期を率いた2人

マジックはレイカーズを、バードはセルティックスを率いそれぞれのチームを80年代のNBAを支配するほどのチームに成長させました。彼らは大学時代から最高のライバルとして比較されていましたが、それはNBAという次のステージに進んでも変わることなく、現在に至るまで同時期にプレーしたライバルとして比較されています。今回はそんな2人を比較していきます。

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マジックが残した実績とレガシー

マジックはコービーに次ぐフランチャイズ2番目に偉大なレイカーズの歴代選手として人々に覚えられていますが、そんな彼のプレーを実際に見たことがある人はもう少なくなってきているのではないかと思います。ここでは文章ではありますが、彼がNBAに起こした変革や功績について紹介していきます。

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PGというポジションの革命

マジックが残したレガシーで最も大きなものはPGというポジションの常識を覆したことでしょう。マジックがNBAに入るまでPGは身長が比較的小さくハンドリングが上手な選手が務めるポジションだという固定概念がありました。現代ではシモンズやレブロンなど大きな選手でPGとして優秀な選手が数多くプレーしていますが、マジックがいなければ彼らはPGをするということはなかったと思います。

具体的にマジックがPGとして持っていた能力は、高い身長から得ることができる広いコートビジョン、それを活かすことができるパス能力(ノールックパスやロングパス)、ボール運びやボールキープで使える強靭なフィジカル、高いバスケIQなどです。これらはマジックがNBA史上初めて高身長選手として兼ね備えた能力です。PGでありながら、フィジカルを活かしたポストプレーをしたり、異常に高いパス能力を活かしたパスフェイクからのプレーをしたりと自身の能力を完璧に使いこなしたプレーはPGの常識を一新するには十分すぎるものだったでしょう。

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1年目選手としてのファイナルMVP受賞

マジックは1年目からスーパースターとして活躍し、チームを牽引していました。マジック以外にはカリーム・アブドゥル=ジャバーがいましたが、彼は年齢のせいで全盛期ほどの活躍を残すことができていませんでした。しかしながらマジックの冷静なゲームコントロールや試合を決めるプレーによって、リーグ優勝に加入1年目から大きく貢献したマジックは史上初のルーキーのファイナルMVP受賞という実績を残しました。

ファイナルMVPのほかにもシーズンMVP、アシスト王、スティール王など数多くの賞を複数受賞している彼ですがすべての受賞歴については最後にまとめて紹介します。

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バードが残した実績とレガシー

バードもマジックと同じく1年目からチームの躍進に貢献し、引退まで注目を集め続けた選手でしたが、そんな彼がNBAに与えたインパクトと残した実績とはどのようなものだったのか。紹介していきます。

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高身長選手ながらのシュート力と万能性

バードは206cmの高身長選手ながら、その時期にはめったに打つ選手がいなかった3PTを得意とする選手でした。バードはもともと身体能力やフィジカルに恵まれた選手ではなかったため接触をしなくて済むロングレンジシュートに磨きをかけたのではないかなと思いますが、その高身長ながらミドル~ロングレンジからシュートを放つという意外性が当時の身長こそ正義のNBAに刺さったのではないかと思います。

そしてバードが高身長ながら高いシュート力を持つ白人だったということで、良くも悪くもその後からNBAに入る白人選手にはシュートがうまいというイメージが付きまとうようになりました。アダム・モリソンのようにそのイメージにつぶされてしまうプレイヤーも生み出されることになりましたが、ノビツキーのような大成功する白人選手を発掘することもできたのでバードの活躍はNBAにとってはプラスだったと言えるでしょう。

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マジックを抑えての新人王受賞とオールNBA1stチーム選出

バードはルーキーとしてレギュラーシーズンでマジックよりも活躍が評価され、新人王を受賞しています。彼が加入する前年のチームは29勝53敗でしたが、彼が加入したことでチームはいきなり61勝21敗を記録し、プレーオフでもカンファレンス・ファイナルまで進出しました。確かにプレーオフでの活躍が評価されたのはマジックでしたが、レギュラーシーズンでチームを1人で強豪に変えたバードはしかるべき評価を受けたと思います。そしてこの年バードはルーキーとしてオールNBA1stチームに選出され、ルーキーとしての範疇を超えた活躍を評価されています。バードもマジックと同じく多くの個人タイトルを持っていますので最後に紹介します。

まとめ

いかがだったでしょうか。最後に個人賞について紹介します。マジックは5回の優勝、3回のファイナルMVPとシーズンMVP、12回のオールスター、2回のオールスターMVP、9回のオールNBA1stチームと1回の2ndチーム、オールルーキー1stチーム、4回のアシスト王、2回のスティール王を受賞しています。それに対してバードは3回の優勝、2回のファイナルMVPと3回のシーズンMVP、12回のオールスター、2回のオールスターMVP、9回のオールNBA1stチームと1回の2ndチーム、3回のオールディフェンシブ2ndチーム、新人王、オールルーキー1stチーム、2回の50-40-90シーズン、3回の3PTコンテスト優勝の実績を持っています。

実績ではバードの方が優秀な選手に見えますが、個人的には万能性やいつでもチームを勝利に導く安定性と勝負強さを評価してマジックを評価したいと思います。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!